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遠野産ヒノキとのめぐいあい
平成13年2月
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| ▲桧土台 |
▲琴畑水源の桧 |
土台には桧か栗を使いたいと思った。これらの樹種を使う事で健康への害が心配される防腐・防蟻塗材を使用しないですむからです。ヒノキ(桧)は他の針葉樹に比べて耐久性に優れており日本では昔から家の各所に用いられてきました。特に建物の寿命に影響する柱や土台には最適と言われており、緻密な年輪は硬く虫が付きにくい成分を含んでいるので腐朽性が高いことで知られています。
今回、遠野産(琴畑水源)の桧を調達できたのはとても幸運だった。国有林を管理している営林署の金井支所長にも遠野産の桧が出せるのは、もう最後かもしれないとまで言われた貴重な原木である。国有林なので、さすがに直接建て主が買うことはできないが、この桧を落札した製材所に行って原木のまま購入する事ができた。(丸太29本で19万。多分安い?と思う)
この桧は明治34年から始まった特別経営造林事業により、沖舘鶴蔵氏が12年間に渡り植林をしたもので、2千2百fに及んだと言われている。この植林の時期は、同じ土渕町(村)で佐々木喜善が民俗学の端緒を開き、柳田国男に話し聞かせた「遠野物語」が著された時代であり、まさに遠野物語と同じ年輪を重ねた遠野の桧が100年の歴史を超えて「早瀬の木の家」にやってきた事になる。
寒冷地である遠野で育った桧は目がつまっているので土台としてはこれ以上の材料はないが、節が多く芯さりにして角材がとれないので柱など意匠的に使うには今ひとつ向いていないようだ。今回は丸太から土台を取った残りの辺材を玄関ドアにするためノッチアート(建具工場)に預けて制作が進んでいる。こちらの仕上がりもとても楽しみだ。
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| ▲顕彰碑 |
▲琴畑水源 |
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