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着工/地鎮祭
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| ▲地鎮祭 |
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工事を始めるにあたって土地の神様を祭って工事の安全を祈ることを地鎮祭という。
さて、工事の安全を祈願するのは誰?
仕事柄これまでも何度か地鎮祭に呼ばれて参列した経験はある。地鎮祭は大切な行事。事故なく無事に建物が出来るよう私はいつも心から祈っている。しかしなにぶん、これまでは私がお祝いを持って現地に到着するころには祭壇はできて供物が供えられ、地鎮祭の準備は全て整っていたのである。だからという訳ではないが、私はてっきりこの神事は工事関係者が行うものだと思っていたのだ。
この認識は大失敗であった。神主が祭壇の準備をはじめている最中、工務店の専務に供物は?と聞かれて私は全てを悟った。果たして私の地鎮祭には酒も五穀も水すら用意されていなかった。仕方がなく実家が近くなので酒、米、水とコップを借りに行ったが、ここでもう一つ忘れていた事に気付いた。今日の地鎮祭のこと両親に言っていなかった。
まあ、こんなこともあるさと気を取り直して神事を始めた。地鎮祭を行っている写真の後ろには今は使われていない工場が見えるが、これは工事が完了する頃には取り壊され、宅地として分譲されることが決まっている。この工場がなくなれば遠野三山の一つ六角牛山からの昇る朝日や物見山、秋から冬にかけては西に沈む美しい夕日を見ることができる。
今回の工事が始まる頃にはとっくにこの工場が解体されている予定だったがいつになったらなくなるのだろう。いろいろな不安を抱えながら工事は着工した。
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