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山を買う
山を買うというとちょっと大げさだが、原木を買うというよりは迫力があってイメージを伝えやすい。樹齢65年というから戦前の植樹であろう。将来子孫に財産を残そうと考えた人が植林して下草刈りや間伐など戦争中あるいは戦後の混乱期にも保育の仕事を続けてきたのかと考えをめぐらすとなんとも感慨深いものがある。
私もそうだが山に立っている木と建築の材料である柱や梁などの部材とはいまひとつ関連がつかないものだ。この機会に「この木で家をつくるのだ」という実感が欲しいと思った私は家族とともに山に行ってみることにした。
小学校2年と幼稚園の子供たちにとっても、もう2度とできない体験だろうと思い、一緒に山に入ってみたが、この木で家を作るということに対してすんなり納得していたところをみると本来はごく自然なことなのかもしれないと感じた。
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